お家や店舗の自然な目隠しとして使えるウッドフェンス。
コンクリートやブロック塀など、無機質な目隠しは嫌だけど、
外からの目隠しやプライバシー保護をしたいという方には必須です。
でも、
「庭にウッドフェンスを設置したいけど、どんな色や高さがいいのかな?」
「なんか気をつけることはあるのかな?」
「メンテナンスとかは大変じゃないのかな?」
など、初めてウッドフェンスをにするときは不安がいっぱいだと思います。
エクスガーデン部は、ウッドフェンスの材料を1000社以上販売してきた実績から、
初心者でも失敗しないウッドフェンスの作り方のコツを紹介したいと思います!
- ■目次
- 1. ウッドフェンスを作る3つのメリット
- 1-1. 目隠しとして使えるのでプライバシー保護に役立つ
- 1-2. 天然の木質感があるのでリラックスできる
- 1-3. 自然感があるのでガーデニングがさらに綺麗に見える
- 2. 失敗しないウッドフェンス素材の選び方5つのコツ
- 2-1. 腐りにくい
- 2-1-1. ハードウッド
- 2-1-2. 人工木材
- 2-2. 塗装が簡単・不要
- 2-3. お手入れが簡単
- 2-4. 耐候性がある
- 2-5. 自然の暖かみがある
- 3. 失敗しないウッドフェンスの注意事項3つのポイント
- 3-1. ウッドフェンスの高さ
- 3-2. 目隠しウッドフェンスの目地
- 3-3. 建物のテイストに合わせる
- 4. 費用面で失敗しないウッドフェンスのコツ
- 4-1. トータルコストを考える
- 4-2. 施工場所にあった発注をする
- 5. ウッドフェンスの施工例
- 6. まとめ
1. ウッドフェンスを作る3つのメリット
失敗しないウッドフェンスの作り方を説明する前に、
まず、ウッドフェンスの「良い所」を認識しましょう。
お庭にウッドフェンスを設置する「良い所」を3つあげると、
1. 目隠しとして使えるのでプライバシー保護に役立つ
2. 天然の木質感があるのでリラックスできる
1-1. 目隠しとして使えるのでプライバシー保護に役立つ
ウッドフェンスを庭に設置すると、プライバシー保護の目隠しとして使えます。
・ガーデニングをしたいのに、周りの目線が気になってしょうがない
・家の中にいる時も、外からの目線を感じる
・家の周りの窓が高い位置にあり、上からの目線が気になる
1-2.天然の木質感があるのでリラックスできる
ブロック塀やコンクリートの壁だけだとやはり少し寂しい気がします。
ウッドフェンスに木の素材を使うことで、ナチュラルなテイストが演出できます。
そして、グリーンの要素である植物と合わせることでリラックス効果が更に高まります。
1-3. 自然感があるのでガーデニングがさらに綺麗に見える
家や店舗の周りから見た時に、ウッドフェンスがあるかないかで
お庭のデザインがガラッと変わります。
特にイングリッシュガーデンの演出など、ナチュラル感を出したい場合は
抜群の効果があります。
参考
2. 失敗しないウッドフェンス素材の選び方5つのコツ
ウッドフェンスを作る材料の素材は色々あるので悩みますよね。
私たちはウッドフェンスの材料を1000社以上販売してきた実績から、
失敗しない素材の選び方のコツがわかってきました。
それは、下にある基準です。
2-1. 腐りにくい
今までのお話を聞いていると、
ウッドフェンスを作ってから後に問題となってくるのが
作ったウッドフェンスが「腐ってきた」という相談です。
一生懸命作ったウッドフェンスがだんだんとボロボロになってくると寂しいものです。
ウッドフェンスの素材の中でも特別腐りにくい素材は2種類あります。
ハードウッド
2-1-1. ハードウッド
天然の木材には、ハードウッドとソフトウッドがあります。
ハードウッドは、名前のとおり硬い木(広葉樹)のことです。
イペ、ウリンなどがよくウッドデッキに使われます。
20~30年は腐らないと言われています。
参考
ソフトウッドは、柔らかい木(針葉樹)のことです。
マツ・ひのき・ホワイトウッド・SPF材などありますが、
2-1-2. 人工木材
人工木材は、天然木粉とプラスチックを混ぜあわせた新建材です。
天然木材の木の風合いと、プラスチックの耐候性を合わせ持っています。
試験結果から20年超は腐らないと言われています。
2-2. 塗装が簡単・不要
できたばかりのウッドフェンスは素敵ですが、
だんだんと塗装が剥げてきたり、銀色に変わってきます。
ソフトウッドの場合は、1年ごとに塗り直しをしないと腐るのが早くなります。
ハードウッドは、腐りにくいから1回だけの色塗で長い間保護されます。
しかし、ハードウッドは年数が立っていくと銀色になっていきます。
それを自然の風合いと言えるかで、もう一度塗装をするか決まります。
ただ、ソフトウッドで腐ってしまってやり替える事を考えると比べると、塗装は簡単です。
人工木材は、初めから色が付いているので塗装は不要です。
色も少しは薄くなりますが、天然木材と比べると断然色落ちは少ないと言えます。
2-3. お手入れが簡単
塗装ももちろんですが、
ウッドフェンスが古くなってくると、トゲやささくれが発生します。
天然木は、天然の繊維で構成されているので、シミがつきやすく、トゲやささくれがどうしても発生します。
ハードウッドは硬い素材なので、トゲが発生すればとてもキケンです。
一年ごとに再塗装をするか、ささくれやトゲが出た時は、サンドペーパーや電動サンダーで削ってください。
その点、人工木材は素材の特性上、汚れにくく、ササクレがでないのでお手入れは入りません。
2-4. 耐候性がある
雨かぜに晒されるウッドフェンスは、常にダメージを受けていきます。
雪がふるような寒い地域では、積雪にも耐えうる強い素材を選ばないといけません。
2-5. 自然の暖かみがある
コンクリートやブロック塀で作られた人工的な雰囲気より、ウッドフェンスなら自然感を演出できます。
外から見える景色が人工的なものだと寂しい感じがしますよね。
自然の暖かみを出すなら、ダントツで天然木材がお勧めです。
人工木材の場合は、たくさん種類があり、配合素材や表面加工などで全然違います。
エクスガーデン部がお勧めする人工木材は「Eee-Wood」です。
なぜなら、
「人工木材ってしょせんプラスチックでしょ?」
「木のぬくもりがもっと欲しい」
そのような声から生まれた、天然の木の風合いを追求した人工木材だからです。
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3. 失敗しないウッドフェンスの注意事項3つのポイント
さて、
ウッドフェンスを設置するときに、特に注意するポイントが3つあります。
1. ウッドフェンスの高さ
2. 目隠しの目地
3-1. ウッドフェンスの高さ
ウッドフェンスの高さはいくらにすれば良いのか迷いますよね。
ウッドフェンスで特に多いのは、「180cm」ほどが一般的です。
なぜなら日本人の平均身長は約170cmだからです。
ちなみに
頭から目線までの高さは大体15cmです。
180cm + 15cm = 195cm
身長195cmの日本人はほとんどいないので、ウッドフェンスの高さは180cmあれば十分でしょう。
実際、どこからの視線が気になるのかを外から見て、その高さで作るのがベストです。
道路が家よりも低い位置にある場合は、少し低めのウッドフェンスでも十分です。
3-2. 目隠しウッドフェンスの目地
ウッドフェンスの目地とは、板と板の間の広さの事です。
目地は10mm以内が目隠しとしてベストです。
なぜなら、人間の目は10mm前後なので、
それよりも目地が大きいとクッキリと中が見えやすくなります。
3-3. 建物のテイストに合わせる
目隠しウッドフェンスは、やはり建物のテイストによって色を選ぶべきです。
建物の外壁が黒色の場合は、黒色のフェンスが似合います。
明るめの外壁の場合は、ナチュラル色かブラウン色が比較的合います。
もちろん、モダンな雰囲気にする場合は、白色の外壁に、黒色のフェンスが似合います。
4. 費用面で失敗しないウッドフェンスのコツ
よくウッドフェンスで後悔した例として聞くのが、
「毎年の塗装代が思ったより高かった」
「ウッドフェンスの撤去費用や、廃棄費用がかなり高い」
「もっと安くウッドフェンスが作れたのに」
などと、よく言われます。
費用面で失敗しないウッドフェンスのコツとしては、
1. トータルコストを考える
4-1. トータルコストを考える
トータルコスト = 初期費用 + ランニングコスト
トータルコストは、かかった全ての費用です。
初期費用は、設置する時にかかった費用。
ランニングコストは、年数が経つごとにかかる費用です。
例えば、
ソフトウッドは初期費用が安いのですが、
毎年の塗装やメンテナンス費用、腐った場合の撤去費用など、ランニングコストが発生し、
結果的にはトータルコストが高くなる場合がございます。
ハードウッドの場合は、ソフトウッドより初期費用は高くなります。
基本的には腐りに強いので、撤去費用が発生する確立は低いです。
ただ、経年変化でシルバーグレー色になった時、塗装するかどうかで塗装費用が決まります。
また、ササクレを除去するために、業者様に依頼するときはランニングコストがかかります。
人工木材の場合は、初期費用はソフトウッドより高く、ハードウッドと同等又は少し高めぐらいです。
基本的に腐りに強くて、初期費用以外かかりません。
後は、
天然の風合い重視ならハードウッド、
手間を減らし、トータルコストを安くするには人工木材にするかはあなた様でお決めください。
4-2. 施工場所にあった発注をする
ウッドフェンスを発注する方法は、2種類あります。
キットとして発注する
4-2-1. キットとして発注する
多くのウッドフェンスは、キットで販売されています。
キットとは、幅と高さが決まっていて、大量生産によりコストを抑えているものです。
キット物は、あなた様のウッドフェンスのサイズにピッタリ合うと安いかもしれません。
4-2-2. 1本単位で発注する
ウッドフェンスのサイズに合わせて、1本単位で発注できるお店もあります。
キット物でサイズが合わない場合は、1本単位で注文したほうが安くなる可能性があります。
また、あなた様のウッドフェンスにピッタリのサイズで設置できるので仕上がりが綺麗になります。
ただ、
設計をキッチリとしたり、キット物と比べると施工が難しくなったりします。
5. ウッドフェンスの施工例
ウッドフェンス施工例1
ウッドフェンス施工例2
ウッドフェンス施工例3
ウッドフェンス施工例4
ウッドフェンス施工例5
6.まとめ
ウッドフェンスを作ることに、絶対の正解はありません。
ただ、将来ウッドフェンスはどうなるか、コストはどうなるのかを考え、
自分にあったウッドフェンスを選ぶことで失敗は少なくなります。
私の個人的なお勧めはハードウッドか人工木材です。
何十年もずっと一緒に暮らしていくウッドフェンス。
ぜひ、後悔しないウッドフェンスを作ってください。