コンパニオンプランツは、ご存知でしょうか?
「名前は聞いたことはあるけど、具体的にどんな種類があるの?」
「ガーデニングに使えるオシャレなコンパニオンプランツを知りたい!」
「間違った組み合わせをして、マイナスになったら心配。」
など、疑問はたくさんありますよね。
そこで、特にガーデニングに使えるオシャレなコンパニオンプランツを紹介したします。
ガーデニングに使えるコンパニオンプランツを知っていることによって専門性が高まり、
庭造りの楽しさがまた広がるのではないでしょうか。
目次
1.コンパニオンプランツとは
まずは、コンパニオンプランツ自体、何なのか疑問ですよね。
コンパニオンプランツは、別名「共栄植物」 「共存植物」ともいいます。
その名の通り、植物同士がお互いに助け合う事によって成長させていく植物です。
お互いに助け合うとは例えば、
・病気を防ぐ
・成長を促進する
・虫を寄せ付けにくい
・味や香りを良くする
・雑草を生えにくくする
など、様々な効果があります。
ただ、実際には科学的に証明されている例は少なく、
今までの経験によって、一緒に育てると効果的であると言われている植物がほとんどです。
2. コンパニオンプランツの歴史
コンパニオンプランツの歴史は、何千年前からあるとも言われています。
ただ、何が本当の正しい組み合わせなのか、効果があるのかは具体的には
述べられてはなく、習慣的なものとして語り継がれていました。
一つの例として、アメリカンインディアンの話があります。
古くからアメリカンインディアンに伝わる習慣として
三姉妹(スリーシスターズ)と呼ばれる農作物(かぼちゃ・トウモロコシ・インゲン豆)があります。
トウモロコシの茎を支柱代わりとして利用することで、豆をつるのように巻きつけ、
脇で、雑草防止や乾燥防止にかぼちゃを育てるという方法です。
先住民であるアメリカンインディアンは、
昔からコンパニオンプランツ(共存植物)を生活の知恵として利用してきました。
3.ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツ 厳選7種類
さて、ある程度コンパニオンプランツの説明が終わりましたので、
本題である、ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツ 厳選7種類を紹介いたします。
- 3-1. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.1: マリーゴールド
- 3-2. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.2: ゼラニウム
- 3-3. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.3: キンセンカ
- 3-4. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.4: ペパーミント
- 3-5. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.5: バジル
- 3-6. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.6: ローズマリー
- 3-7. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.7: カモミール
3-1. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.1: マリーゴールド
日当たり:日なた
水やり:少なめ
別名:クジャクソウ、センジュギク、万寿菊
イエローやオレンジなどの、ダイナミックな色が特徴的で、様々な種類があります。
背が高くなる高性種のアフリカン系と、
地面に匍ったように咲く、矮性のフレンチ系が特に有名です。
アフリカン系は、イングリッシュガーデンの「ボーダーガーデン」に使うと
ボリューム感があり、とても魅力的です。
マリーゴールドは、特有の臭いがある草花で、
ネグサレセンチュウの虫よけに役立ちます。
トマトなどの野菜と一緒に植えると、オシャレな家庭菜園になります。
3-2. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.2: ゼラニウム
日当たり:日なた
水やり:少なめ
別名:テンジクアオイ
花が咲く期間4月~11月と大変長く、ガーデニングには必須の花です。
膨大な数の園芸品種があります。
花の色もたくさんあるので、あなた様のガーデンに合った色を探せます。
コンパニオンプランツとして、
特にローズ・ゼラニウムは、バラによく似た香りですが、蚊にとっては苦手な香りです。
別名「蚊嫌草」とも呼ばれています。
蚊にとって相当苦手な植物なんですね。
バラの素敵な香りがして、蚊よけにもなるのでお勧めの植物です。
3-3. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.3: キンレンカ
日当たり:日なた
水やり:普通
別名:ナスタチウム
キンレンカとも言われますが、英名のナスタチウムとしても有名です。
ペルーやコロンビアなどの中南米原産の一年草です。
蓮(はす)に似たような葉っぱをもっており、可愛らしくてオシャレです。
キンレンカは、サラダにもよく使われており、ピリッとした独特の辛味があります。
コンパニオンプランツとしては、
キャベツ・ナス・トマト・キュウリなどによく利用され、
アブラムシの被害を抑える効果があります。
また、キンレンカは「トラップ植物」とも言われており
ナメクジやかたつむりを引き寄せます。
いちごなど、害虫にやられやすいものから少し離れた場所に植えると
キンレンカに集まっていきます。
3-4. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.4: ペパーミント
日当たり:日なた
水やり:多め
ペパーミントも、よくハーブティーに使われますし、食用でも有名です。
ガムやタバコでよく知られている「メントール」が含まれており、
すっ~っとする香りがします。
ペパーミントやアップルミントは、育ちやすいので、他の植物と一緒に植える時は注意が必要です。
できれば一つの鉢に一種類がお勧めです。
コンパニオンプランツとしては、
ミント独特の香りを虫が嫌がり寄り付かなくなると言われています。
アブラムシ、モンシロチョウ、毛虫、センチュウなどに効果があります。
また、キャベツやトマトなどの風味がよくなるという効果もあります。
3-5. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.5: バジル
日当たり:日なた
水やり:多め
シソ科なので、シソのような爽やかな匂いがしてス~ッとする味です。
丸っこくて可愛い葉っぱが見た目もよく、飾り付けに抜群です。
バジルに含まれるシネオールという成分が蚊よけの効果があると言われています。
古代ギリシャでは「王家の薬草」と言われて広まっていました。
イタリアン料理にもよく使われるので、凡庸性がある便利なハーブです。
参考
コンパニオンプランツとしては、
バジルは昔から有名です。
トマトと一緒に育てることで、害虫から守り、生育を促進させる効果があります。
しかも、風味もよくなる。
害虫に対しても、アブラムシや蚊を寄せ付けにくいと言われています。
3-6.ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.6: ローズマリー
日当たり:明るめの日陰
水やり:少なめ
肉料理によく使われるハーブで、
消臭・抗菌・抗酸化作用があり、肉の鮮度を保つ役割があります。
比較的丈夫なので育てやすいハーブです。
コンパニオンプランツとしては、
強い香りがあるので、害虫の発生も少なめです。
剪定した枝を焼いていぶすと効果は絶大です。
バーベキューをするときに、肉料理と一緒に使うと、蚊がよって来にくくなるので一石二鳥です。
また、モンシロチョウやニンジンバエ・ヨトウガの虫害を受けにくくなると言われています。
3-7. ガーデニングで知りたいコンパニオンプランツNo.7: カモミール
日当たり:日向
水やり:普通
江戸時代から、薬用の植物としてオランダから渡来してきました。
香りは、甘いりんごのような臭いです。
カモミールも「トラップ植物」として有名で、
アブラムシを寄せ付ける性質を持っています。
キャベツや、玉ねぎなどの野菜を育てている近くに、
カモミールを植えると引き寄せられて野菜に虫がつきにくくなります。
4. 注意点:マイナスの組み合わせのコンパニオンプランツ
コンパニオンプランツは、全部プラスになる組み合わせだけではありません。
組み合わせを間違えると、マイナスの効果がでるものもあるのでご注意ください。
では、簡単に悪い組み合わせを紹介します。
- カモミール x ネギ類、キュウリ
- ミント x キュウリ
- ローズマリー x キュウリ、じゃがいも、いちご
- トマト x トウモロコシ、じゃがいも
など、お互いの成長を阻害したいする場合もございます。
5. まとめ
いかがでしたか?
コンパニオンプランツを考慮して、ガーデニングをするととても専門的です。
野菜を育てる時に、コンパニオンプランツで無農薬や、風味を良くすることに挑戦するのもいいですね。
ただ、天然の植物なので、絶対的に効果があるかどうかというのは言えません。
色々試してみて、土地や環境にあったベストな組み合わせをお探しください!